レーベル : International

今は亡き偉大なる歌手、Amalia Rodriguesの登場で賛美されるようになった“ファド(fado)”
そのファドを歌う“第二のアマリア”と言われているのがこのMarizaマリーザだ。
モザンビーク出身、ポルトガル人の父親とアフリカ人の母親との間に生まれ両親が経営するレストランでファド・シンガーのパフォーマンスを見ているうちに、彼女は歌手の道を歩み始めるようになった。10代の頃には、ゴスペル、ソウル、ロック・ジャズなどを聴き、時にはピンク・フロイドも聴いていた。
瑞々しい情感をたたえた歌。艶と張りのある独特の湿気の帯びた声はファドにうってつけ。モデルのような背の高さ、エキゾチックな顔立ち、ヴェリー・ショートのブロンドの髪と対照的な黒い衣装をまとって歌う。猫のように動いているかと思えば、バレエ・ダンサーのように滑らかにステージを移動するのは本来ファドを歌う姿とは全く異なっている。
これまでの、ポルトガルの保守的なファド業界に、彼女の革新的なパフォーマンスは新しい息吹を吹き込んだ。
‘00年デビュー・アルバム『FADO EM MIM/私の中のファド』をリリース(日本は輸入国内盤)以来、ヨーロッパ、アメリカ等で大きな人気を博している。
☆“ファド(fado)” とは?
ポルトガル独自の民俗音楽の一つ。リスボンの大衆的な音楽。 (「運命」「宿命」の意味を持つ)
19世紀前半からの歴史を持ち、こぶしのきいた哀調に富む唱法によ人々の抒情性、感傷性をよく表している。