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アラン・ローズ(プロジェクト・コーディネイター)
1971年、新卒でEMIに入社し、マンチェスター・スクエアの本社でデモ・スタジオのアシスタント・エンジニアを務める。この時期に彼はビートルズの初代エンジニア、ノーマン(ハリケーン)・スミスとしばしば仕事をともにした。 1991年には初のビートルズ関連の仕事として、すべてのマスター・テープ(モノ、ステレオ、4トラック、8トラック)をバックアップ用にデジタル・コピー。またその4年後には、サー・ジョージ・マーティンのアシスタント兼プロジェクト・コーディネイターとして、TVドキュメンタリーの『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』と、CD『ライヴ!!アット・ザ・BBC』、『アンソロジー』に関わった。 1997年、映画『イエロー・サブマリン』の再発売を進めていたMGM/UAが彼に、アップルの許可を得た上で、劇中で使われるビートルズの楽曲をすべて、5・1サラウンドとステレオにリミックスしてほしいと依頼する。アランはアビイ・ロードのシニア・エンジニア、ピーター・コビンとアシスタントのガイ・マッセーに助力を求め、このふたりと新たなミックスをプロデュースした。 2年後、彼はピーター・コビンをエンジニアに迎え、ジョン・レノンの楽曲「イマジン」のステレオ&サラウンド・ミックスを実験的に作成する。ヨーコ・オノとの長い協議をへて、アルバム『イマジン』がステレオでリミックスされ、グラミーを獲得した映画『ギミ・サム・トゥルース』は、サラウンドと新たなステレオでミックスされた。これをきっかけにジョン・レノンのアルバム5作が新たなステレオ・ミックスでリマスターされ、DVD版の『レノン・レジェンド』は5・1サラウンドと新たなステレオのリミックスでリリースされた。 その後もDVD版の『アンソロジー』、『ファーストUSヴィジット』、『ヘルプ』や、『レット・イット・ビー…ネイキッド』、『ラヴ』などのCD、さらにはジョージ・ハリスンが主宰した『コンサート・フォー・バングラデシュ』のDVDとCDなど、新たなプロジェクトは途切れなくつづいた。 現時点でアランはもう何年も、ビートルズとその関連プロジェクトにかかりきりになっている。
ガイ・マッセイ(レコーディング・エンジニア)
1994年にアビイ・ロードに入り、その5年後、映画『イエロー・サブマリン』のサラウンド・ミックスでアシスタントを務める。この仕事が『アンソロジー』のDVDにつながり、彼はポール・ヒックス、アラン・ローズとともに『レット・イット・ビー…ネイキッド』のミックスとプロデュースを手がけた。2004年にスタジオを辞し、フリーランスになってからは、ディヴァイン・コメディ『ヴィクトリー・フォー・ザ・コズミック・ミューズ』、エアー・トラフィック『エアー・トラフィック』、ジェイムズ・ディーン・ブラッドフィールド『ザ・グレート・ウエスタン』、ステファン・フレットウェル『マグパイ』のエンジニアを務め、最後の2作では共同プロデュースも担当している。退社後もガイは、チームに欠かせないメンバーのひとりで、リマスタリング・プロジェクトではシニア・エンジニアを務め、DVD版の『ヘルプ』では、サラウンド・ミックスと新たなステレオ・ミックスを中心になって手がけた。
スティーヴ・ルーク(マスタリング・エンジニア)
1983年にアビイ・ロードに入り、現在はスタジオのシニア・マスタリング・エンジニア。1999年以降、ビートルズの全プロジェクトに関わっている。ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターのリマスターも彼の仕事だ。
ポール・ヒックス(レコーディング・エンジニア)
1994年にアビイ・ロードで仕事をはじめる。ビートルズ関連の初仕事は、『アンソロジー』のアルバムで、ジェフ・エメリックのアシスタントを務めたことだった。その後も『イエロー・サブマリン・ソングトラック』、DVD版『アンソロジー』、『レット・イット・ビー…ネイキッド』を担当。ガイ・マッセイと同様フリーのエンジニアとなるが、退社後もポール・マッカートニーのDVD『マッカートニー・イヤーズ』やビートルズの『ラヴ』のサラウンド・ミックスを受け持っている。モノのリマスターは彼の担当だ。
シーン・マギー(マスタリング・エンジニア)
サウンド・エンジニアリングの学位を持ち、1995年からアビイ・ロードで働く。アナログとデジタル両方のマスタリングに精通し、モノ・リマスターではポール・ヒックスのパートナーを務めた。
サム・オーケル(レコーディング・エンジニア)
2006年、ポール・ヒックスのアシスタントとして、ポール・マッカートニーのDVD『マッカートニー・イヤーズ』に関わったのが、チームの一員としての初仕事。同年、スティーヴ・ルークとともに、ジョージ・ハリスンのCD『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』のリマスターを担当。これがきっかけで、映画『ヘルプ』のサウンドトラックをサラウンドとステレオで修復する仕事を任され、劇中歌のリミックスを手がけるガイ・マッセイのアシスタントも務めた。サムは『ウィズ・ザ・ビートルズ』と『レット・イット・ビー』のリマスターを手がけている。
サイモン・ギブソン(オーディオ・レストレーション・エンジニア)
1990年にアビイ・ロード入り。オーディオ・レストレーションの専門家として、当初は主にクラシックのマスタリングを手がけていたが、その後ポップやロックもふくむ、幅広い音楽を任されるようになった。リマスター・プロジェクト以外の仕事としては、ジョージ・ハリスンの『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』、ジョン・レノンの『レノン・レジェンド』、ビートルズの『ラヴ』と『ヘルプ』のサウンドトラックなどがある。

