田中靖人(サクソフォン)『モリコーネ・パラダイス』 2012年2月15日リリース 3,000円(税込) TOCE-90218   田中靖人の多彩な音色と表現力で、胸に迫るモリコーネ音楽の深みと魔力。 世界的カリスマ・サクソフォン奏者、ジョン・ハールによるプロデュースとモリコーネ&サクソフォンの魅力を知りつくした日英豪華作曲家陣の編曲による極上の1枚。

3,000円(tax in) TOCE-90218
 
2012年2月14日『モリコーネ・パラダイス』 CDリリース記念リサイタル初日 紀尾井ホール
CDではストリングス&ピアノとの演奏をお聴きいただけますが、こちらの映像では、山田武彦さんのピアノ演奏でお楽しみください。
演奏:田中靖人(アルト・サクソフォン) 山田武彦(ピアノ)
曲名:モリコーネ・パラダイス
田中靖人 with ポール・メイエ(クラリネット)
♪「風、叫び」〜映画『プロヘッショナル』より

音楽とともに、メイエ氏とのレコーディング風景をご覧いただけます。

ジョン・ハールをよく知りたい方は<インタビュー その1>から順番にご覧いただくことをお勧めします。
まずは、アルバムについて知りたい!という方は、<インタビュー その6>をご覧ください。 田中靖人さんとジョン・ハール氏が一緒にアルバムについて語っています。

<インタビュー その1>
ジョン・ハールのサックス奏者としての経歴、サックス演奏のコツ
再生
<インタビュー その2>
ナイマン、バートウィッスルなど、現代作曲家について
再生
<インタビュー その3>
映画音楽(ハンス・ジマー、スタンリー・マイヤーズ)について
再生
<インタビュー その4>
モリコーネの魅力とその秘密
再生
<インタビュー その5>
「モリコーネ・パラダイス」の選曲と録音について
再生
<インタビュー その6>
アルバム「モリコーネ・パラダイス」について、ジョン・ハールと田中靖人の対話
再生
インタビュアー:前島秀国 通訳:久野理恵子

http://emij.jp/y-tanaka/
→携帯にアドレスを送る

★田中靖人オフィシャルサイト
http://y-tanaka.sunnyday.jp/

CD「サクソフォン協奏曲集」をクラシックとしては異例の30万枚という売上を記録し、 マイケル・ナイマン・バンドのメンバーとして『ピアノ・レッスン』や『コックと泥棒、その妻の愛人』を通じ、強烈なサウンドで全世界の音楽ファン・映画ファンに衝撃を与えたカリスマ、ジョン・ハールが初めて日本人アーティストをプロデュースした話題作。
日英サックス界のトッププレイヤーふたりが固いスクラムを組み、さらに日英劇伴のプロたちがそれを支えて生まれた本盤は、かつてどんなトリビュートアルバムも成し得なかった包括的な選曲とアプローチにより、過去50年にわたって輝き続けてきたエンニオ・モリコーネという<黄金の鉱脈>を的確に掘り当て、そのエクスタシーを見事に凝縮してみせた。と同時に、田中の演奏はありとあらゆる秘技を尽くし、サックスという<黄金の楽器>から、かつて聴いたこともないエクスタシーの嬌声を引き出すことにも成功している。

解説:前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)
 収 録 曲
1. ラ・カリファ
映画『ラ・カリファ』より(編曲:千住明)
田中靖人(アルト・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
 セルジオ・レオーネ組曲  (編曲:山下康介)
 田中靖人(アルト・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
  2.コックアイズ・ソング
 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より
  3.夕陽のギャングたち
映画『夕陽のギャングたち』より
  4.ウエスタン
 映画『ウエスタン』より
5. モリコーネ・パラダイス
(編曲:真島俊夫)
田中靖人(アルト・サクソフォン) 篠崎正嗣カルテット他
6. 巨匠とマルガリータ
映画『巨匠とマルガリータ』より(編曲:朝川朋之)
田中靖人(アルト・サクソフォン) パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン) 朝川朋之(ピアノ)
7. キ・マイ(私だけが)
映画『マッダレーナ』より(編曲:イアン・ガーディナー)
田中靖人(アルト・サクソフォン) ジョン・ハール(ソプラノ・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
8. マット、カルド、ソルディ、モルト・・・ジロトンド
映画『Vergogna schifosi』より(編曲:ジョン・ハール)
田中靖人(テナー・サクソフォン) ジョン・ハール(ソプラノ・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
9. ストリップティーズ
映画『明日よさらば』より(編曲:ジョン・ハール)
田中靖人(アルト・サクソフォン) ジョン・ハール(ソプラノ・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
10. 風、叫び
映画『プロフェショナル』より(編曲:ダニエル・ハール)
田中靖人(アルト・サクソフォン) ポール・メイエ(クラリネット) 山田武彦(ピアノ)

11. 海の上のピアニスト(メドレー)
(編曲:小林洋平)
田中靖人(ソプラノ、アルト、テナー&バリトン・サクソフォン)
*多重録音による田中靖人“一人サクソフォン五重奏”をお楽しみいただけます!
12. ガブリエルのオーボエ
映画『ミッション』より(編曲:長生淳)
田中靖人(アルト・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス他
13. 黄金のエクスタシー
映画『続・夕陽のガンマン』より (編曲:ジョン・ハール)
田中靖人(アルト・サクソフォン)
14. エクソシスト2(メドレー)
(編曲:小林洋平)
田中靖人(ソプラノ・サクソフォン) 篠崎正嗣カルテット
*ソプラノ・サクソフォン4パートを田中靖人が演奏しています。
15. ガブリエルのオーボエ
映画『ミッション』より(編曲:ジョン・ハール)
田中靖人(ソプラノ・サクソフォン) 篠崎正嗣ストリングス

ゲスト・ミュージシャン:
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)(6)
ジョン・ハール(ソプラノ・サクソフォン)(7〜9)
ポール・メイエ(クラリネット)(10)

モリコーネ・パラダイスによせて

エンニオ・モリコーネは、映画界で最も冒険心に満ちた作曲家です。オリジナリティーにあふれインスピレーションに富んだ最高の音楽的思考の持ち主として、他の作曲家が敬い畏れるほどであり、史上屈指の影響力を誇る作曲家であることはまちがいありません。誰も書かないであろう音楽にあえて挑む冒険心ゆえに、並みいる映画音楽作曲家のなかでも、ずば抜けた存在となっています。
音楽界、とりわけ映画音楽の世界において、モリコーネが参加したすべての映画において何より際立っているのは、音楽そのものが自律しているということです。多彩なスタイルを駆使する映画音楽作曲家でありながら、その音楽的個性が埋もれてしまうことは一瞬たりともなく、モリコーネの映画音楽は、多くの映画監督が感謝してやまない自律性を備えています。映画における貢献度が、主演俳優や監督に負けないくらい圧倒的なことも少なくありません。

メロディアスな旋律と前衛的なサウンドの融合が、モリコーネを他の作曲家とは一線を画した存在にしています。エンニオ・モリコーネ氏自身がこのようなコンピレーション・アルバムを手掛けたとしたら、使用するであろうと思われる”技“のいくつかが、モリコーネ作品を探求した私たちのこのアルバムに反映されていることを願っています。

田中靖人さんとの共演は、芸術的にも豊かな充実した体験でした。すばらしい音楽を巡るスリリングな旅を過ごさせていただき、大変感謝しています。

ジョン・ハール
2011年12月

田中靖人/Yasuto Tanaka(サクソフォン/Saxophone)

和歌山県出身。 国立音楽大学在学中、第4回の日本管打楽器コンクール・サクソフォン部門で第1 位を獲得し、鮮やかにデビュー。その音楽性は「内的な詩を持つ大器」と絶賛され、サクソフォンの父ともいえる名演奏家マルセル・ミュールをも唸らせた。国立音楽大学を矢田部賞を受賞して卒業後は、高度なテクニックと個性的かつヒューマンな音楽性をソリストとして遺憾なく発揮。数々のリサイタルを聴衆の圧倒的な支持を得て成功させ、1991 年には「管打楽器ソロ名曲集・サクソフォーン」でCDデビュー。1995 年「ラプソディー」、1997 年「サクソフォビア」をEMIミュージック・ジャパンより、03 年「ガーシュインカクテル」を佼成出版社よりリリース。同年、和歌山県より「きのくに芸術新人賞」を受賞。一方、室内楽のジャンルではサクソフォン四重奏団[トルヴェール・クヮルテット]で活躍。92年の東京国際音楽コンクールで第2位を獲得した同団体は、サントリー大ホールで のリサイタルを成功させ、また、2001 年には文化庁芸術祭レコード部門大 賞受賞。クラシックの狭い思考にとらわれないCDを制作するなど、幅広い活動で大きな注目を集めている。サクソフォンを大室勇一氏に師事。現在、愛知県立芸術大学講師、昭和音楽大学および同短期大学講師として後進の指導にもあたっている。東京佼成ウインドオーケストラ コンサートマスター。

ジョン・ハール/John Harle(プロデューサー、編曲&ソプラノ・サクソフォン演奏)

クラリネットを学んだ後、13歳でサックスに転向。英国王立音楽院を満点で卒業後、パリ国立高等音楽院でダニエル・デファイエに師事。1982年よりマイケル・ナイマン・バンドに参加し、『英国式庭園殺人事件』『コックと泥棒、その妻と愛人』『ピアノ・レッスン』などのサントラ演奏で大きな注目を集める。1991年、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団と録音した『サクソフォン協奏曲集』(EMI)が全世界で30万枚のセールスを記録した。1999年、エルヴィス・コステロをゲスト・ヴォーカルに迎えたアルバム『恐怖と壮麗』(アーゴ=デッカ)がビルボード・クロスオーバーチャート第1位に輝き、グラミー賞にノミネートされる。同盤収録の「本当の恋人をどうして見分けましょう?」は日本のトヨタ・ゼロクラウンCM曲に使用されたほか、日産パルサー(英名Dorma)CMのためのオリジナル曲「Flying」は英国ダンスチャート第1位にランクインした。また、ポール・マッカートニーの交響詩『スタンディング・ストーン』では編曲に協力している。これまでにバートウィッスル、ナイマン、ブライヤース、タヴナー、ターネジら現代作曲家のサクソフォン協奏曲25曲以上を世界初演。1989年よりギルドホール音楽演劇学校サクソフォン科・室内楽科教授を務め、2012年からはカンタベリー・クライスト・チャーチ大学サクソフォン演奏科修士課程で教鞭を執る予定である。

ポール・メイエ/Paul Meyer (クラリネット/Clarinet)

1965年アルザス生まれ。13歳でソリストとしてデビュー。パリ高等音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。フランス国内外のコンクールで優勝後、84年NYデビュー。完璧な技術とずば抜けた音楽性、品の有る豊かな音色を併せ持つ天才クラリネット奏者としてベリオ、ペンデレツキを始めとする数多くの作曲家達から曲を捧げられ初演も多い。室内楽でも活発な活動を行い、現代最高のフランスの木管奏者達とアンサンブル、「レ・ヴァン・フランセ」を結成し、絶賛されている。また近年、指揮者として確固たるキャリアも急速に築きつつある。今迄に、フランス国立放送フィル、アンサンブル・オーケストラ・ド・パリ等、世界のオーケストラを指揮。現在田中靖人がコンサートマスターを務める東京佼成ウインドオーケストラでは、2010年から首席指揮者を務めている。

パヴェル・シュポルツル/Pavel Šporcl(ヴァイオリン/Violin)

5歳でヴァイオリンを始め、プラハ音楽院やプラハ音楽アカデミーで学ぶ。エドワード・シュミダー、イツァーク・パールマン、ドロシー・ディレイなどに師事。世界各地での演奏経験を持ち、チェコだけでなく世界中の名だたるオーケストラとも共演している他、多くの賞を受賞している。莫大なレパートリーには45以上のヴァイオリン協奏曲と数え切れないほどのソナタ、室内音楽が挙げらる。2006年に発表した「ドヴォルザーク/スーク:ヴァイオリン作品集」は、スプラフォンの2006年クラシック部門第1位となった。 日本においては、2009年に東京で行われた「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演、日本のファンを沸かせた。これまでに行われたリサイタルでは、卓越した演奏と超絶技巧で日本の聴衆を魅了。テレビ朝日系列『題名のない音楽会』には、2003年と2007年にソリストとして出演している。