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EMI Music Japan スペシャルコンテンツ|Great Hunting

 

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新人発掘育成セクション Great Hunting

ACIDMAN “いいメロディーを書きました”だけじゃなく、もっと気づかないといけないことはたくさんある。 大木伸夫インタヴュー・文/岡本 明

“静”と“動”のコントラストを成すサウンドスケープと切実な詞世界――
新作『A beautiful greed』でACIDMANが解放した“美しき欲望”とは!?

 “静”と“動”のバランス――ACIDMANを語る時に必ず引き合いに出される言葉だが、最新作『A beautiful greed』は、その“静”と“動”の振り幅を最大級に広げた渾身のアルバムだ。前半ではハードな曲が怒涛のように押し寄せ、後半はスケール感のある曲が聴き手を包み込む。さらに、ラストの「OVER」では未来への視点をも感じさせるなど、アルバム全体がこれまで以上に大きな存在感を放っている。

 「いろんな景色が見えて、最後はすべてがまとまる、そういうアルバムに仕上がったと思います。大木は日々、呼吸をするように曲を作っているんですけど、一年というタームで描いた一人の人間の感情が出ている気がします。完成するたびに思うんですけど、無理して作るような作為的なものじゃなく、自然に作られているのが素晴らしいですね」(佐藤雅俊:ベース)。

 「一曲一曲が濃くて、キャラがはっきりしてて。前半は激しいけれど、6曲目の「ファンタジア」がフックになって、そこからゆっくり開けてくる感じがいいですね。溜めて溜めて、開けるような。シングルの曲もアルバムの中で聴くとまた表情が違うし。極上のコース・メニューのようなアルバムです」(浦山一悟:ドラム)。

 歌われているテーマは、世界が危機に瀕している、という切実でヘヴィーな内容。これまでも生命を題材に深い言葉で歌詞を作りあげてきた大木は、世界を覆う危機的な状況をさまざまな表現でリアルに浮き彫りにする。

 「今は物質の社会から精神の社会に移行している時期なんです。これからは物質の価値観よりも心の価値観、人間の豊かさ、自然を感じることの素晴らしさ、そっちが大事になってくると思う。そこに目を向けないと、もっと悲しいことが起きる。自分もみんなも変わっていかないといけないんです。ただ自分をさらけ出して“いいメロディーを書きました”だけじゃなく、もっと気づかないといけないことはたくさんあると思うから」(大木伸夫:ヴォーカル/ギター)。

 アルバム・タイトルは“美しき欲望”。欲望を否定するのではなく、欲望を持ちながらもそれを自分たちの日々の生活のモチベーションとすれば、なにかを成し得た歓びや達成感や胸の高まりにつなげることができる。厳しい現実を見据え、終末を描きながらも、最終的に希望を歌うのがACIDMANの立ち位置だ。

 「欲望をちゃんと持ちながら世界は美しくまとまっていて。しんどいけれど仕事のために我慢するんじゃなくて、楽しくやったほうが仕事はうまくいくんです。そのほうが自分自身もプラスの波長を呼ぶし、そこから次のプラスの波長も生まれる。今回はエグいぐらい、欲のまま作ってみようというのがテーマとしてありました。ジャケットに写っているキリム(トルコを中心とした中近東の織物)とともにアルバム・タイトルが浮かんだんです。きれいな模様だけれど、ものすごく緻密に織られていて、そのひとつひとつが人間の欲望のようで。俺たちはいろんな欲にまみれているけれど、動物社会でも植物の社会でも、生存競争はもっとエグいものだと思うんです。だけど、その世界をちょっと上から見るととても美しい。この布もすごく細かく織ってあるけれど、上から見るととても美しい模様になっている。欲望というのはダメなものじゃなく、世界を美しくするためのツールであり、それに準じていくことはとても大事なことだなって思ったんです」(大木)。

 そんな彼らもデビューして7年。デビュー当時と現在とではどんな変化があるのだろう。

 「渋谷のライヴハウスでEMIのスタッフから声をかけられたのがきっかけでした。俺はメジャーなんて絶対行かないと思ってた(笑)。でも、話してみたら音楽に対する熱を感じて、メジャーも捨てたものじゃないって思ったんです。最近はまわりから“中堅だね”って言われると、“やめてくれ、永遠の新人だ”って言ってます(笑)。“あいつら、もう大丈夫だ”って言われるのが嫌で、いつまでも本当に世話を焼かせる奴らだって言われたいですね。大人だからという態度を捨てて、なるべく子供っぽいことを信じるようにしています」(大木)。

 印象的なメロディー、スケール感のあるサウンド、鋭くも胸を打つ歌詞で、常にクォリティーの高い音楽を生み出すACIDMAN。彼らの原動力は、自分たちがやるべきことを見つけ続ける意志の力と、音楽を生み出すことの歓びだという。現在のポジションに安住することなく、チャレンジし続ける彼らの姿はまぶしい。10月から始まるツアーでは、二度目となる武道館もファイナルに控えている。今から楽しみだ。

 「本が好きでいろんな本を読むたびに刺激を受けるんですけど、俺が今やらないとけないことはまさに音楽なんだって強く思いますね。そういう焦りは常にあります。それと、メロディーを作ったり詞を書いたりして、作品が仕上がった瞬間って気持ちいいんです。毎回、その気持ちよさを味わいたいから、また次の作品を作る。焦りと気持ちよさ、そのふたつがせめぎ合っていますね。満足したことは一度もないし、何度歌ってもいいなと思える曲を一曲でもいいから増やしていきたい。今でも初心者です、ペーペーですよ(笑)」(大木)。

「GREAT HUNTING」はライブハウス、レコード店、リハーサル・スタジオで配布中です。プロを目指すアマチュア・ミュージシャンに役立つ情報満載です。ぜひ手にとって見てください。

A beautiful greed/ACIDMAN

ACIDMAN
A beautiful greed

In-Stores Now
TOCT-26841

  1. A beautiful greed (introduction)
  2. ±0
  3. CARVE WITH THE SENSE
  4. Who are you?
  5. Under the rain
  6. ファンタジア
  7. 星のひとひら
  8. HUM
  9. ucess (inst.)
  10. Bright & Right
  11. I stand free
  12. OVER

LIVE

10/16日(金)
東京・Zepp Tokyo
10/18日 (日)
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10/22日 (木)
熊本・ DRUM Be-9
10/24日 (土)
福岡・Zepp Fukuoka
10/25日 (日)
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10/28日 (水)
沖縄・桜坂セントラル
10/31日 (土)
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11/1日 (日)
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11/7日 (土)
大阪・ Zepp Osaka
11/14日 (土)
北海道・Zepp Sapporo
11/20日 (金)
長野・CLUB JUNK BOX
11/21日 (土)
新潟・NIIGATA LOTS
11/23日 (月)
石川・金沢EIGHT HALL
11/28日 (土)
愛知・Zepp Nagoya
11/29日 (日)
愛知・Zepp Nagoya
12/5日 (土)
宮城・Zepp Sendai
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12/12日 (土)
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12/13日 (日)
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12/22日 (火)
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