“21世紀のロック吟遊詩人”の称号に最もふさわしい男。書物と詩、ギターを友達に少年時代を過ごしたピーターは、ロマンティックな理想と情熱を共有するカール・バラーと出会い、リバティーンズを結成。ガレージ・ロック・リバイバルの嵐が吹き荒れる2002年にデビューし、一躍ロンドン・シーンの頂点に立つ。粗削りなギターと甘く郷愁的なメロディに、パンクからギター・ポップ、英国伝統の大衆音楽にまで親しんできたピーターが注入した要素と、若者のリアルな日常や心情を繊細な感性と高い文学性で描き出した彼の歌詞とで、バンドは唯一無二の個性を確立。英音楽界の方向性をも大きく変えた。2004年のリバティーンズ解散後、ピーターはベイビーシャンブルズを率いる一方、アコースティック中心のソロ活動にも精力的だ。ファンとの間の垣根を取り払った神出鬼没の“ゲリラ・ギグ”の流行は、無防備なほどフレンドリーで奔放なピーターが先鞭をつけたもの。どこか破滅的な、何にも縛られない自由な魂。その深い知性とウィットは、彼の音楽に色濃く反映されている。
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| ピーター・ドハーティ Peter Doherty (vo./ g.) |
ドリュー・マコーネル Drew McConnell (b.) |
ミック・ウィットノール Mik Whitnall (g.) |
アダム・フィセク Adam Ficek (ds./perc.) |
2003年ロンドンでピーター・ドハーティ(元ザ・リバティーンズ)中心に結成。“リバティーンズ・チルドレン”(ザ・ビュー、ピジョン・ディテクティヴズ、ジ・エナミー他多数)の台頭とともに、今のUKシーンの“ロックンロール・リヴァイヴァル第二世代”と呼ぶべき若手バンドたちから圧倒的な支持を受けているカリスマ・バンドである。2003年、ザ・リバティーンズ(=放蕩者たち、の意味)の中でもひときわ放蕩者であったピーターが、その度を過ぎた素行により、一時バンドを離脱するよう他のメンバーから言い渡された際、自らの創作意欲を満たすため同時進行的に作った別バンドが原点だ。その後ピーターは一旦ザ・リバティーンズに復帰、2ndアルバムを完成するも最終的には脱退して、ベイビーシャンブルズに専念するようになった。バンド名は、イギリスで人気のあった低アルコール飲料の名前「ベイビーチャム(BABYCHAM)」、及びそれをもじったピーターの昔のあだ名(ベイビー+シャンブルズ[混乱、荒廃状態])に由来するといわれる合成語。初シングル「BABYSHAMBLES」のリリースは2004年。HIGH SOCIETY RECORDS からCD限定2000枚 7インチアナログ限定1000枚で発売された。これらはファンの間で争奪戦となり、現在では50ポンド相当(日本円で1万円以上)で取引されている。何度かメンバーチェンジを繰り返し、現在のラインナップは、ピーター・ドハーティ (ヴォーカル、ギター)、アダム・フィセク(ドラムス、パーカッション)、ドリュー・マコーネル(ベース)、ミック・ウィットノール (ギター)。なお、ファースト・アルバム『ダウン・イン・アルビオン』(2005年)は全英10位のヒットを記録、アルバムからは3枚の全英トップ10シングルが生まれており、セカンド・アルバム『ショッターズ・ネイション』(2006年)は全英5位、アルバムからの1stシングル「デリヴァリー」は全英6位を記録している。