DIGITALISM(デジタリズム)

Biography

PRESS RELEASE

DIGITALISM artist photo

デジタリズム、第2章突入。21世紀型"80's"サウンド!

セカンド・アルバム『I LOVE YOU DUDE』、6月15日、日本先行発売。

2011年のフジロック出演を発表したばかりのドイツ・ハンブルグ出身のデュオ、デジタリズム。2007年のデビュー・アルバム『デジタル主義』以来となる待望のニュー・アルバム『アイ・ラヴ・ユー・デュード』を6月に日本先行発売することがこの度決定した。今年1月に行なった来日DJ TOURも記憶に新しい、その来日時に約束していたとおりに夏前にいよいよ待望の新作がドロップされる。

新作のタイトルは『アイ・ラヴ・ユー・デュード』。新作はデジタリズムの2人が得意とするビートとメロディが溢れており、インディ・ロック好きのキッズを再びパーティーに呼び戻す事は間違いなし。同じく新作を発売したばかりの、あのザ・ストロークスのフロントマン、ジュリアン・カサブランカスと共作したナンバーも含まれている模様。

昨年秋にリリースしたティーザー・シングル「ブリッツ」とそれを含む『ブリッツEP』は日本を含めジャカルタや世界各地のクラブでドロップされ、2人の調子が絶好調である事を証明したがそれは氷山の一角にすぎない…。

力強い個性を持った全10曲(日本盤はボーナス・トラック1曲を含む全11曲)。まさにダンスフロアの狂気を音速の彫刻に溶接しているかのようなバンド・サウンドに溢れている。フランジャーがかかったキーボードが唸り、経験に基づいた歌詞で構成された「サークルズ」などはバンドに新たな側面をもたらす事に成功。
「デビュー・アルバムではスペーシーで壮大な世界感を描いていた」とイェンスは振り返る。
「セカンドは宇宙から地上へと降り、歌う事にフォーカスしていて、人間的な温かさが増し、より深いんだ。」

これを聞いてバンドが湿っぽいシンガー・ソングライターになったのかなんて心配はご無用。デジタリズムはかつてなくロックしている――以前にも増してロックしている。多くのエネルギーに満ちたロックがそうであるように、デジタリズムの新しいサウンドはヘヴィーで狂おしい。「レーパーバーン」は、まさに本人達の地元にある屈指の知名度を誇る歓楽街からとったタイトルであり、フェス受け間違いなしの"ブレイクビート・モンスター"で、あのプロディジーさえもしのぎかねない。

ニューウェーブ・エレクトロな「フォレスト・ガンプ」はeメールを介してあのジュリアン・カサブランカスと共に制作された。
まるで映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のトム・ハンクスがひたすら走ったように、この曲は「常に動きまわっていないと、気付いた時にはなんらかの精神的な危機に陥る」誰にでもある危険性について歌っている。

まもなく世界中のロック・キッズ、ヘッズもこの新作を認めることになるであろう。

BIOGRAPHY

バンドという形態にはダンスアクト・バンドもあればインディもあり、ポップもあればパンクもある。しかし、その全ての要素を網羅しつつ、それぞれに等しく才能と活力を注げるバンドはごく僅かだ。しかし、デジタリズムは確かにそれを成し遂げている。
昨年発表し久しぶりに衝撃を与えたデジタル配信のみの『BLITZ EP』は別として、これまで彼らの知名度は高くはなかったが、ニュー・アルバム『I LOVE YOU DUDE』で塑像を蹴り倒し、新たな期待感を沸き起こすべく、再び猛スピードで闘いに挑む。

そもそも何故『I LOVE YOU DUDE』というタイトルにしたのだろうか?
「特に深く考えてつけたわけじゃない。単純に、よく人が自然と口にする言葉というだけだよ」と、デジタリズムの金髪で細身の片割れイェンス・モエルは笑いながら話す。実は2007年のデビュー・アルバム『デジタル主義』(原題:IDEALISM)を受け継いで、当初今回のアルバムのタイトルは『TOURISM』にしようとずっと考えていたらしい。ところが、クリスマスの時期に行ったツアーで、オーストラリアの太陽にこの上ない幸せを感じた二人はその考えを脱ぎ捨てた。「I LOVE YOU DUDE」というフレーズが発する素直で真っすぐな陶酔感や幸福感と、レイヴの絶頂期に生まれる結束力にぴったりだと 考えたのだ。

「デビュー・アルバムは宇宙空間的な(スペーシー)スタイルだった。でも、今回では宇宙から地球に帰還してきたんだ。
曲数も絞ったし、もっと人間らしくて、より深みがある」
とイェンスは物思いにふける。もしや彼らは方向性を変えて湿っぽいシンガーソングライターになってしまったのではと心配になったのなら、ご安心を。デジタリズムは以前にも増して、かつてないくらいロックしている。

デジタリズムは、イェンス(Jens " JENCE " Moelle)がハンブルグにあるレコードショップ"Underground Solution"で午後の間だけ働いていた頃に、レコード・ディストリビューションに携わっていたイスメイル(Ismail " ISI " Tuefekci)と出会った事
がきっかけとなって結成された。意気投合したイシとイェンスはDJチームを結成し、やがてで自ら編集した音源やミックス作品を自らCDライターで焼くようになった。ボブ・サンクラーの"Africanism All Stars"プロジェクトやエレクトロ・ダンス・ミュージックに対する自身の愛情へのユーモア溢れるトリビュートとして、彼らは自らのアイデンティティを表すべくCDに"DIGITALISM"と書き殴った。ダークヘアーで時々あご髭を生やす共同制作者のイシと、それとは対照的なヴィジュアルを持ち、同じくらいハッピーなヴォーカルでリーダーのイェンスのバンド、デジタリズムはこうして誕生した。2005年にリリースされた「Zdarlight」によってデジタリズムは世界中の若手DJから成る新たなネットワークに姿を現し、クラブ・カルチャーを勢いあるロック風潮へと方向転換させることとなった。なお2006年のフジロックに初来日を果たしている。

「ケミカル・ブラザーズ、ダフト・パンクやアンダーワールドの場合、その音楽は最高だったけど顔が見えない感じがすごくあった。一方で、僕らはレザー・ジャケットを着て、ポスト・ストロークス的な音楽をやっていた。確実に変化を呼び起こすことができたと思う」とイェンスは言う。

エロル・アルカンといったDJや、デジタリズムが契約するフランスの最先端レーベルKitsune(キツネ)などに支持され、デジタリズムは2000年代中ごろに出現したアヴァンギャルドなプロデューサーたちの中でリーダー的な存在となったが、Kitsuneのコネクションということもあり、多くがフランス人でその音楽にはステロイドのようなダフト・パンク趣が見られた。
ところが、そこから突如として、単にコンピューターを叩くだけではない、純然たるロックンロールのエネルギーが溢れるエレクトロニックなライブパフォーマンスが生まれることになる。

2人は自分たちが何をしているのか分からなくなっていた初期の頃のパリでのショーを振り返る。トラックスーツに身を包み、当時ペドロ・ウィンターこと"Busy P"の妻だったColetteのナデージュが率いる型通りのダンササイズに支えられ、パリの荒んだナイトクラブでプレイしていた頃だ。イェンスは笑いながら話す。
「ハイファイ装置を使うお金がなかったからローファイでやるしかなかった。僕らは若かったし反抗的だったんだよね。」

磨きのかかったライブによってデジタリズムはすぐに引く手あまたとなり、デペッシュ・モードやダフト・パンク、クラクソンズなど多数のリミックスと共に、ハイプな「Jupiter Room」や大ヒットしたリード・シングル「Pogo」といった鼓舞する旋律を引っ提げて世界中を飛び回ることとなった。2年に渡りアルバム『デジタル主義』のツアーを行った後、デジタリズムは1ヶ月ほどDJ活動を抑え、ハンブルグにある自分たちのスタジオ、バンカーに籠り新作『I LOVE YOU DUDE』の制作に集中した。昨年Kitsuneからリリースされた最初のティーザー・シングル『BLITZ EP』は、日本からジャカルタといった世界中のクラブで披露され、彼らが絶好調であることを証明したが、それは彼らの輝かしいアイデンティティが発揮された当アルバムに収録される全10曲の氷山の一角にすぎない。(日本盤はボーナス・トラックが1曲加わり全11曲)

常にインディ好きのキッズをエレクトロニック・パーティーに引きずり込んできたデジタリズムだが、更に強力な武器を手に入れたようだ。
「Circles」はフランジャーがかかったキーボードが唸り、歌詞は経験に基づいて書かれており、デジタリズムに新たな側面を与えている。
ただ、曲の構想はおそらく想像しているより遥かに奇抜だが…。
イェンスいわく、「90年代前半に録音していたカセットテープについて書こうと思った。テープはいつでも巻き戻して聴き直すことが出来たじゃない? そのアイデアを膨らませて、人生に置き換えてみた。もし過去に悪いことをしたなら人生を巻き戻すことができるかもしれないけど、結局は頭がおかしくなりそうなループに陥るだけ。」
エネルギーに満ちた全てのロックンロール・ミュージックと同様に、デジタリズムのサウンドはヘヴィーで狂気的だ。
彼らの地元ハンブルグにある有名な歓楽街から名前を取った「Reeperbahn」はフェス受けの良さそうなブレイクビート・モンスターで、あのザ・プロディジーにも全く引けを取らない。

イェンスは「大胆不敵だ」と認める。「破綻、大虐殺、恐怖、残虐への戦いがある。ヘッドバンギングには最高だけど、かなり危険でもある。「Reeper」とは、ドイツ語で「殺人鬼(ripper)」という意味なので、墓地の雰囲気を表現している。」
ただ、全部が重苦しいわけではない。「2 Hearts」はいわば変化球のようなポップ・ソングで、大きく激しいドラムにも関わらず肘打ちに持ちこたえている。そして「Just Gazin'」は、最も意外性がある曲だ。カルト的ホラーの最高傑作『The Wicker Man(ウィッカーマン)』の薄気味悪いBritt Eklandの歌声にインスパイアーされた作品で、地元ハンブルグのシンガーCatheとプログラミングされた官能的なアコースティック・ギターとのコンビネーションが絶妙。テレビCMや一連のモンタージュに起用されれば、耳にする機会が多くなるだろう。

それ以外ではDJセットを駆使しダンスフロア向けにアレンジされたトラックがほとんどだ。「Antibiotics」はKLFを彷彿とさせるテクノ・ナンバーで、 「You Will Be Disqualified (あなたは失格になる)」とヴォイス・サンプルがループする。同様に
「Miami Showdown」も 壮大で、「あの『特捜刑事マイアミ・バイス』に出てくるスピードボートが停泊する港、口髭を生やしたマフィア、黒いスーツを着たパイロットといった、まるでビースティ・ボーイズの 「Sabotage」のプロモーション・ビデオのような辛辣な情景を連想させる。」

逸品は他にもまだまだある。格好良いニューウェーブ・エレクトロな「Forrest Gump」は共通の友人を通して知り合ったあのザ・ストロークスのフロントマン、ジュリアン・カサブランカスとメールでやりとりしながら共に制作され、後に同名の映画に捧げる作品として名付けられた。まるで映画の中でトム・ハンクスがひたすら走り続けたように、この曲は「常に動きまわっていないと、気付いた時にはなんらかの精神的な危機に陥る」ということを歌っている。

『I LOVE YOU DUDE』を聴けば観衆は常に動きまわることになり、それはどこに行っても同じだろう。
それにイェンスは予想もしていなかったところからお墨付きを貰った。

「父の両親はオペラ歌手だったから、父はクラブやコンサートには行かないし、嫌いなものが沢山ある。でも、僕が新作を送ったら"これはヒットすると思うよ"ってメールをくれたんだ。どうやら父も認めてくれたみたいだね」と彼は話す。

イェンスの父も認める本作。まもなく世界中のロック・キッズやヘッズにも認められることになるだろう。