「ESSENTIAL BUE SERIES」は新しいブルーノートのスタンダードを発信するプロジェクトです

the classic of BOBBY HUTCHAERSON

『ESSENTIAL BLUE』 シリーズ第2弾!新主流派のヴァイブ奏者、ボビー・ハッチャーソン

2007年2月28日リリース

Classic of Bobby Hutcherson Compilation 小川 充

ブルーノートの新時代、ハービー・ハンコックを筆頭に新主流派と呼ばれる感受性の強い若者達が新しいサウンドを確立していく。その中で、新時代におけるヴァイブ奏者として確固たる地位を築いたボビー・ハッチャーソン。

Compilation 小川 充

トップで活躍するDJ達からも絶大な信頼を得ている、国内最大級のアナログ・レコード店DMRのカリスマ・ジャズ・バイヤー/DJ/音楽評論家である小川充がコンパイル。DJ達に音楽を発信している彼は、まさにシーンの流れを作る重要人!

<PRIFILE>
渋谷のレコード・ショップDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーを務める傍ら、音楽評論家・ライターとして雑誌のコラムやCDのライナーノートなどを執筆。著書に『JAZZ NEXT STANDARD』 『JAZZ NEXT STANDARD スピリチュアル・ジャズ』がある他、『DOUBLE STANDARD』『FUSIONISM』『音楽をよむ』『ブリザ・ブラジレイラ』『超ハウス・ディスク・ガイド』などにも寄稿。DJとしても活動中。

バックナンバー

01. Montara

ヒップホップのサンプリング・ソースとして知られ、マッドリブがリミックスしたことでも近年再評価著しいこの曲は、エディ・カノ(p)、ウィリー・ボボ(per)などが参加したラテン・ジャズである。クラブ・ジャズ・ファンからは最も知られる楽曲の一つだ。

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Montara

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02. Little B's Poem

後にダグ・カーン(p)やディー・ディー・ブリッジウォーター(vo)が取り上げたことで、クラブ・ジャズ・ファンにお馴染みとなった「Little B’s Poem」。この時期のハッチャーソンとしては比較的珍しいメロディアスなナンバーで、コルトレーンの「My Favorite Things」の流れを汲むようなモーダル・ワルツである。

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Components

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03. Maiden Voyage

ハンコックのペンによる「Maiden Voyage」。数多く存在するこの作品のカヴァーの中、最も素晴らしい演奏の1つとされている。新主流派を代表するこのナンバー、同じ新主流派でもハンコックのオリジナルが、まだある種の叙情を滲ませるのに対し、このヴァージョンは写実的でクールな感触だ。

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Happenings

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04. Effi

スタンリー・カウエル(p)、ジェームズ・スポルディング(as,fl)が参加しており、カウエルのペンによる「Effi」は、カウエルとチャールズ・トリヴァー(tp)との双頭コンボ他、マックス・ローチ(ds)の演奏でも知られるワルツ曲だ。

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Patterns

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05. Hello To The wind

ニュー・ソウル運動にも密接な関係を持つマクダニエルズの参加により、ソウル、ゴスペル、ロック、フォーク、サイケ、ファンクといった要素が流入し、極めてブラック・スピリチュアリズム度の高い作品に仕上っている。ハッチャーソンのキャリアの中でもかなり異色の1枚であると言えるだろう。

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Now !

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06. Goin’ Down South

ジャズ・ファンク調の「Goin’ Down South」。ここではハッチャーソンはマリンバを演奏しており、野趣溢れる軽快なものである。今までには見られない肉感に満ちた演奏と言え、ランドなどとの出会いによりハッチャーソンの音楽性に更なる幅が出て来たと言える作品かも知れない。ちなみにこのナンバーはジョー・サンプルの作曲で、彼のエレピも1つのキーとなっていることも付け加えておこう。

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San Francisco

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07. Rain Every Thursday

これはクラブ・ジャズ・ファンには最も知られる楽曲で、このナンバーは強烈なブレイクビーツを持つナンバーとして人気を博した。ハッチャーソンのヴァイブもソウルフルで小気味良いプレイを繰り広げ、今までの彼とはある意味で対極にあるグルーヴィーな演奏であるとも言える。

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Natural Illusion

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08. Laugh, Laugh Again

これは未来への希望を綴るような、そんな素晴らしいナンバーで、非常に軽快なナンバーである。かつて冷徹なまでにニヒルな音色を奏でていたヴァイブは、ここにはない。理知的ではあるが同時に情感も大切にし、そしてあくまで明るく、軽やかに時を駆け抜けていくのだ。

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The View From The Inside

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09. 8/4 Beat

リズミカルなナンバーである「8/4 Beat」。マッコイ・タイナー(p)、ジョー・ヘンダーソン(ts)が参加している、モード奏法を基調としながらより高度な演奏領域に踏み込んだ作品だ。ヘンダーソンの重厚で攻撃的なテナー、それと渡り合う硬質なハッチャーソンのヴァイブ、そこに割って入るタイナーのピアノが極めて頭脳的でスリリングなインタープレイを繰り広げる。

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Stick-Up !

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10. Wrong Or Right

60年代中盤から後半のややもすると難解であったハッチャーソンの音楽は、明快で親しみ易いものへと変化し、この楽曲はモードや新主流派を通過した上でハード・バップの熱気を取り戻そうとするような演奏で、ショウの切れ味鋭いトランペットも光っている。

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Cirrus

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11. Ntu

ハッチャーソンは、マリンバで演奏する「NTU」に見られるようなワールド・ミュージック的な解釈も見せており、これなどは逆に今だからこそ評価されるべき作品ではないだろうか。

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Linger Lane

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12. Roses Poses

『Inner Glow』でも録音していた「Roses Poses」だが、演奏はよりリラックスしてメロディアスなものとなっている。新主流派時代のどこか周囲を寄せ付けないような孤高の存在感とは違う、とても情感豊かで歌心に溢れた演奏となっており、ある意味それはハッチャーソンが一皮も二皮も剥け、人間的に成長したことを示す貫禄の演奏である。

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Waiting

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13. Inner Glow

モーダルな奏法に基づくものの、当時のスカイ・ハイ・プロダクションにも通じるようなメロウネス、親しみ易さを感じさせるものだ。

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Inner Glow

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