■『足跡』今井美樹・川江美奈子 コメント
【今井美樹コメント】
なんとなく不穏なムードが漂うイントロが、
ざわざわと胸騒ぎのようなさざ波をたてている・・。
ここのところ私は、川江さんの曲を演じるような気分で歌っている。
「年下の水夫」は岡田ふみ子さんの詞だが、彼女はその歌詞から
ぞくっとするほどそれに相応しい曲を導きだしてくれた。
そして「祈り」では、『象の背中』の脚本を読み、
演じた『藤山美和子』の想いを代弁するように歌うべく作品を
私に届けてくれた。
そして今回の曲、「足跡」。
言葉の選びに様々な憶測がとび、「あ〜、なるほど・・」と
自分が予想していた意味との違いを納得したり、逆に私の方が
深読みしていたり・・と、このストーリーが、一筋縄ではいかない、
息苦しいほどの恋愛であることを物語っていた。
自分でも気づかなかったような、剥き出しの感情を投げつける情熱、
それをギリギリでスルリとかわす、乾いた感情・・。
私は本当に演じる者としてこのサウンドに身を委ね、
心を膨らませて、歌にしていった。
きっといろんな解釈があるだろう。
私の中で表現しきれなかったそれぞれの感情もあるだろう。
どうか聴く人それぞれの胸の中で
自由に、この物語を味わってほしい。
もっとスリリングに、もっとエロティックに・・。
今井美樹
【『足跡』作詞・作曲者:川江美奈子コメント】
ミステリーも恋も先が見えないからこそ
どうしようもなく、はまってしまうもの。
その結末にどうか愛があるように‥と哀願する主人公の気持ちを
唄にしたいと思いました。
美樹さんの唄声が重なったとき、嗚呼、人生の先輩なり!と感服
しました。ドライなサウンドの中にウエットな感情を見事に秘めて
下さったからです。
喉が渇いて仕方ないのに水に満たされているような‥
そんな矛盾の果てに、救いを感じて頂けたらと思います。
川江美奈子
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