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**** ニューアルバム イエイ!!**** 02月12日(土)00時40分

『Road Show』

ユーミンのニューアルバムのタイトルである。
Road Show・・・、好きな響きだ。

幼い頃、私の中でそれは大人の言葉だった。

残念ながら、アメリカ的文化の影響・・とかいうオシャレなイメージではなく、
昔テレビでやっていた『月曜ロードショー』から来ているのだと思う。

1970年代。
子供が映画を観る手段といえば、たまーに行く映画館とテレビだった。

映画館で観るとしても、それは子供向けのものばかり。
一般的なものは、やはりテレビが主で、小学生の私はよく『月曜ロードショー』や『日曜洋画劇場』を観ていたと記憶する。

その頃、テレビで放映され人気だったのが『エクソシスト』や『オーメン』といったオカルトもの。

私はどちらかというと、その手の悪魔的な怖さには強いほうで、『タワーリング・インフェルノ』や『カサンドラクロス』のような、リアルな恐怖に震えを感じる子供だった。

オカルト映画を鼻で笑う私であったが、ある作品に私は脅えることとなる。

それが、『サスペリア』だ。

舞台はバレエの名門校。それだけでヨダレもの。そして美しいほどの映像の中に流れる不穏な音楽。心理的にじわじわと追い詰める演出。すべてが私には恐ろしく、同時にその高い美意識から大好きな映画にランクインした。

そんな作品にまた出会いたい。
娘のその心意気を感じたのか、ある日父親が言った。

「今夜、またオカルト映画をやるみたいだから一緒に観よう」

夜9時。
ふたりでテレビを凝視した。

主人公は中年の女性。何かが始まろうとしている。若い男性を生贄にし、儀式のようなものを始めている。

女は男のズボンのジッパーを下げる。
なにが始まるのか・・・。なにをしているのだろうか・・。子供心に考える。考えて考えて・・あ、なんかいやらしいことしようとしている・・・と、理解した。

どうやら、オカルトはオカルトでも、痴女のオカルト映画だったのだ。

痴女のオカルト映画? その発想ってすごい!!

けれども我々は庶民。無言の親子がそこにいた。
多分、私も固まっていたのだと思う。
しばらくして、父が言った。

「あー、これは子供用じゃないみたいだなあ。・・・さあ、寝よう、寝よう!!」

無残にもテレビと茶の間の電気が消された。
つ、つづきが〜!! あのあと・・あの女がなにをするのか見届けたいのに〜!!


それから私は、できるだけ映画はひとりで観ることに決めた。